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山田商会HD、「研究共創グループ」を立ち上げー異分野の研究者やベンチャーとの連携により研究開発機能を強化ーです。

山田商会HD、「研究共創グループ」を立ち上げー異分野の研究者やベンチャーとの連携により研究開発機能を強化ー

2025.12.11 ベンチャー連携 共同研究 業務提携

株式会社山田商会ホールディング(本社:愛知県名古屋市、代表:山田豊久)は、ディープテックベンチャーや大学、企業等と連携して、知識や技術、ネットワーク等を共有しながら、共同研究開発や共同事業化を進めるための新体制として、「研究共創グループ」を立ち上げました。

ウェブサイト:https://www.yamada-hd.co.jp/

山田商会HDは、少子高齢化やインフラの老朽化・自然災害の深刻化など、様々な変化が到来する時代の中で、まちや国、そして地球のレジリエンスを高め、そこに暮らす人々の生活を豊かにすることを目指しています。

これを実現するためには、自社で蓄積してきた技術や知識だけではなく、国内外のディープテックベンチャーや企業、研究者等との共創が必要不可欠となります。2024年12月には、平時と有事の両観点から持続可能な社会インフラや事業を構築する「リバネス・レジリエンス・プロジェクト」の東海支部を立ち上げ、ビジョンを共有する多くの方々との連携を生み出してきました。

また、現在、山田商会HDが開発重点分野として位置付ける「エネルギー」「インフラ・メンテナンス」「農林水産」「住環境」の4分野においても、レジリエンスの考え方をもとに、以下のようなベンチャーと共同事業や資本業務提携を行っています。

 

【エネルギー分野】
分散型エネルギー資源や蓄電池・エネルギー貯蔵技術、エネルギーマネジメント等の事業開発に取り組んでいます。

株式会社Helical Fusion 
Helical Fusionは、ヘリカル型核融合炉の研究開発を推進し、持続可能なエネルギー供給の実現を目指しているベンチャー企業です。高度なシミュレーション技術を駆使して、安全で効率的な核融合エネルギーの商業化を追究しています。山田商会HDは、地域金融機関グループの株式会社OKBキャピタルおよび株式会社リバネスと共に出資を実施しました。自社エンジニアリング技術を生かして、核融合炉の社会実装に寄与すると共に、東海地域から世界を変えるディープテックベンチャーの育成・支援に取り組みます。
<連携リリース>
https://www.yamada-hd.co.jp/news/873/

 

Blue Whale Energy Pte. Ltd. 
UntroD Capital Asia Pte. Ltd.が運営する「リアルテックグローバル2号ファンド」と共同で、Blue Whale Energyに出資しました。Blue Whale Energyは、太陽光・蓄電池・EVなどの分散型エネルギー資源をIoTで統合制御し、大規模発電所のように機能させる仮想発電所(VPP)プラットフォームを開発しています。同社は既にナトリウムイオン電池・エネルギー管理ソフトを活用した屋上用2kWhバッテリーパックの開発や、商業・産業向けパイロット導入、電力系統の強靭化に向けた需給調整・卸電力市場への参入実績を有しています。山田商会HDは、この取り組みを支援し、アジア地域(フィリピン、日本など)への展開も視野に、エネルギーシステムのレジリエンス(回復力)向上に取り組みます。
<連携リリース>
https://www.yamada-hd.co.jp/news/922/

 

【インフラ・メンテナンス分野】
センサ・IoTロボティクスによるインフラ維持管理や人手不足解消等の事業開発に取り組んでいます。

株式会社テラ・ラボ 
テラ・ラボは長距離無人航空機によって広範囲、高精度、高速に三次元データを収集し、政府、行政、インフラ事業者等、多組織と情報連携することが可能な「災害対策情報システム」の研究開発を推進しています。山田商会HDは、テラ・ラボと研究資本提携を行い、「リバネス・レジリエンス・プロジェクト」東海支部を立ち上げ、平時・有事双方で機能する自立分散型インフラやドローン・衛星データ等を活用した複合的災害対応技術の実装・普及を目指しています。
<連携リリース>
https://www.yamada-hd.co.jp/news/681/
https://www.yamada-hd.co.jp/news/688/

 

株式会社Liberaware 
Liberawareは、「狭くて、暗くて、危険な」かつ「屋内空間」の点検・計測に特化した世界最小級のドローン開発及び画像データによるインフラ点検・維持管理ソリューションを手掛けています。山田商会HDは、Liberawareと業務提携を行い、世界最小級ドローン「IBIS2」を活用し、インフラ点検・維持管理のDX推進に取り組んでいます。2025年4月には、世界遺産 仁和寺において、床下・天井裏を対象としたドローンによる点検実証を実施。従来4人で3日かかっていた屋根裏作業を、ドローン活用で半日程度に短縮できる可能性を確認しました。
<連携リリース>
https://www.yamada-hd.co.jp/news/625/
https://www.yamada-hd.co.jp/news/816/

https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/20251205515077/

 

【農林水産分野】
分散型の食料生産システム、農業IoT、ロボティクス、農作物のアップサイクル、高付加価値化等の事業開発に取り組んでいます。

株式会社ARK 
ARKは、モジュラー型の閉鎖循環式陸上養殖システムを通じて、どこでもだれでも海産物を養殖できる世界を目指しています。山田商会HDは、ARKが製造・販売する、高性能かつ環境配慮型の業務用陸上養殖水槽プラットフォーム「ARK ZERO」を、子会社である株式会社山田商会の日進営業所に設置し、エビの養殖試験をスタートしました。
<連携リリース>
https://www.yamada-hd.co.jp/news/981/

 

ShrimpTech JIRCAS株式会社 
ShrimpTech JIRCASは、国際農林水産業研究センター(JIRCAS)の研究成果を活かし、完全閉鎖型陸上養殖システムに基づくコンサルティング、受託研究、稚エビの生産・販売を手がけています。「ARK ZERO」を用いたバナメイエビの閉鎖循環式陸上養殖において、飼育条件や生産管理、生育率・歩留まりの最適化を検証する共同研究を開始しました。本共同研究を通じて、安定生産とオペレーション標準化を図り、食分野におけるレジリエンス向上に取り組みます。
<連携リリース>
https://www.yamada-hd.co.jp/news/987/

 

【住環境分野】
室内環境の改善、ヘルスケア向上、新たな社会参画のしくみづくり等の事業開発に取り組んでいます。

株式会社Rhelixa
Rhelixaが主催する「エピクロック®共創プロジェクト」に、共創パートナーとして参画しました。本プロジェクトは、生物学的年齢評価技術を基盤として、身体の細胞や組織の状態に基づく年齢(生物学的年齢)を測定・改善し、誕生からの経過年数(暦年齢)とは異なる、新たな健康の概念を確立する取り組みです。今後Rhelixaと連携し、社員および関係者がいつまでも活き活きと活動できる環境づくりに貢献していきます。
<連携リリース>
https://www.yamada-hd.co.jp/news/843/


マイスターズグリット株式会社
 
塗装装置・塗料の開発から塗装施工までを手がけるマイスターズグリットと、塗装技術を応用した抗菌剤の効果検証を目的とする共同研究を開始しました。今後、住宅・リフォーム、店舗・オフィス、教育・公共施設、産業・製造・物流等への展開を視野に、安心・安全な住空間づくりを推進します。
<連携リリース>
https://www.yamada-hd.co.jp/news/974/

 

このたび、新たに設置した研究共創グループを通じて、ディープテックベンチャーや大学等研究者、企業、自治体等との連携をさらに強化し、互いの知識や技術、ネットワーク等を共有しながら、ディープイシューの発見やそれらを解決する技術の探索、共同研究開発、ビジネスモデル実証、共同事業化等を推進してまいります。

今後も、山田商会HDでは、人類が向き合うべき課題の解決に向けて、多様なプレイヤーと連携しながら世界を変えるプロジェクトや事業の創出を目指してまいります。

研究共創グループにご興味のある方はぜひお問合せください。

 

<本件に関する問合せ先>
株式会社山田商会ホールディング イノベーション推進部 (担当:浅野聡志)
電話:052-871-9811 メール:yamada-hd@ymax.co.jp